むかし、お土産業界で仕事をしていた私がオススメする群馬土産の厳選した5つを、裏話を含めてご紹介しちゃいます!
あらかじめお伝えしますが、ハラダのラスク、温泉まんじゅう、水沢うどんなどなど、旅行雑誌や様々なサイトで紹介されている有名どころはランクインしていません。
と言うのも、あまり地元では愛されていないと私は感じているからです。私個人のお土産の定義は「もらって嬉しい」ではなく、「これをあげたい!」と思うものなんです。
もらう人の気持ちを考えるのは素晴らしいですが、他人の気持ちはわかりません。ならいっそのこと、旅行先で食べて、心の底からうまい!と思ったものをあげる事が、本来のお土産だと思うんです。
ハラダのラスクや温泉まんじゅう、水沢うどんなどはもらった人が「群馬のお土産だな」と分かりやすい点では優れていますが、そこまでだと思います。
体裁は整ってないですが、私が自信を持って紹介出来る5品をこれから解説していきます!
1、冨士ハム「豚バラ軟骨」
伊勢崎市に工場のある冨士ハムさんの豚バラ軟骨です。軟骨がガッツリ入った加工肉で、塩漬スモークしてあるのでそのまま食べられます。
食べ方は、薄切りにしてそのまま食べればコリコリとした食感が楽しめますよ♪私はそれをフライパンで焼き、香ばしさとカリッ、コリッとした食感がたまらない!ビールのお供に最高ですよ!
また、1cm幅位にして野菜と一緒にコンソメスープにすれば、ベーコンの塩気でちょうど良いスープの出来上がり!軟骨も柔らかくなり、食べやすいですねー。
三年くらい前にテレビで取り上げられ一時は品薄でしたが、現在は普通に買えます。
百貨店や量販店のみに向けた商品だけでなく、学校給食や病院などに向けた無塩漬商品も作っており、美味しさ、安全性の高い商品を作っているようです。
群馬県は養豚業が盛んで、豚肉の消費量も多く、こだわりの肉屋が多いですが、これは普通のハムやベーコンとひと味違うので、喜ばれると思います。
2、北毛久呂保「琥珀餅」
こちらは、こんにゃくを使ったスイーツです。ほとんどわらび餅を食べている感じになりますが、こちらの方がトロッとした食感で私は好きです。
こんにゃく製品と言うと、田舎っぽい、安いっぽい、あまり美味しくない感じがしますが、これは全然違います!
控えめな甘さと、涼しげな見た目にこんにゃくとは思えないです。こんにゃくのにおいは全くしません。付属のきな粉を振りかければ、上品なスイーツになります!
この商品、東京の百貨店で催事販売すると相当売れるそうで、むしろ、こんにゃく製品が溢れている群馬より売れると社長が言っていました(笑)
3、つつじ庵「下仁田ねぎえびせんべい」
揚げた薄いエビ煎餅に下仁田ねぎを振りかけた新しい商品です。最近発売されましたが、美味しさは百貨店の地下で販売されていてもおかしくないくらい美味しいです!
一口食べるとパリッとした食感のあとに、エビの風味と旨味、そして下仁田ねぎの香りを物凄く感じます!揚げてあるのでサクサクで、ちょうど良い塩気に食べる手が止まりません!!
この旨味の正体は、製法にあります。天然のエビをすり身にし、焼き上げたあと約10日間熟成させたあとに揚げているので、旨味がギュッと凝縮されています。
煎餅に振りかけている下仁田ねぎは工場でカットし乾燥させて使用しているので、工場直送の新鮮な煎餅ですね。
パッケージは高級感があるので贈答用に向いてます。
賞味期限は製造から60日、8枚入り864円、12枚入り1296円、16枚入り1728円です。
4、吾嬬味噌醤油「花豆甘納豆」
群馬県の特産品の中に高原花豆という物があります。主に群馬県の北部、標高が高く寒い場所でしか育たない花豆で、紫花豆とも呼ばれています。
普通の花豆と違い、群馬県産の花豆は粒がとても大きいんです!大人の男の人の親指より大きいですね。
これが何故希少なのかと言うと、天候によって収穫量やサイズがとても影響を受けるので、作るのがとても難しいんです。また、その難しさから兼業農家さんが多く、他の作物を作りながら花豆も作っているため生産量も少ないという訳なんです。
さて、原料としての花豆の説明は終わりにして、味です。
商品の裏面を見ると原料は花豆と砂糖のみ、シンプルですね。早速小袋を開け花豆を取り出してみると、光沢のある大粒の花豆が4~5粒出てきました。しっとりとした表面で、グラニュー糖をまぶした硬めの甘納豆ではなく、いわゆる「ぬれ甘納豆」ですね。
一口食べると、ホロッと崩れるような柔らかさのあとから程よい甘みと豆の風味が口いっぱいに広がります!うまーー!!
皮が固そうに見えたんですが、全然邪魔をしません。しっとりしていて水分もあるのでパクパク食べられます。親指くらいの大きい豆が4~5粒入っていたので食べきれるかと心配していたのが嘘のようで、あっと言う間に一袋完食です♪
和菓子って年配向けのお菓子なイメージがありましたが、甘さ控えめだし余計な添加物を使用していないので、小さなお子様に良いと思いますよ♪
我が子は3歳ですが、一袋を食べきる勢いでかぶりつくので、あえて家族3人で一袋を分けるように食べます。
5、土田酒造「誉国光 日本酒仕込み梅酒」
土田酒造は群馬県の北部・川場村にあり、山と田畑に囲まれた田園地帯にあります。群馬県は日本酒造りも盛んで、酒造りに大切な良質の「水」が豊富にあるんです。
土田酒造は日本百名山のひとつ「武尊山」の伏流水を使用しており、100年以上続く老舗の酒造会社です。
ちなみに、土田酒造のある川場村で作られたお米「雪ほたか」は米の食味ランキングで最高ランクの「特A」に指定されるなど、武尊山の伏流水がとても素晴らしいお水のようです。
そんな伏流水を使った日本酒銘柄「誉国光(ほまれこっこう)」は比較的飲みやすくすっきりとした味わいで、飽きの来ないうまさがあります。そんな日本酒で作られた梅酒はどんなあるのか気になりますよね!
梅酒と言えば、濃厚な甘みとややトロッとした舌触りの濃いタイプと、サラッとして軽いフルーティーなタイプと、大きく分けてどちらかだとおもうんですが、こちらは前者の濃いタイプですね。
梅の味、香りがしっかりします!「梅酒飲んでるなー」と感じられる味わいなので、しっかり冷やしてロックで飲むのがオススメですね。
私、あまり日本酒が得意ではないので飲むまでは敬遠していましたが、日本酒の癖というよりは、梅の濃さを日本酒がすっきりとした後味に変えてくれる感じで、味は濃いけどまた飲みたくなるスッキリ感があります♪
通常の梅酒は焼酎で作られているので、やや苦味を感じることがあると思いますが、それが無いだけでこんなにも変わるのか!?と驚きですねー。
また、群馬県は梅の生産も盛んで、和歌山(紀州)に次いで全国2位なので使われている梅も品質の高さがあり、梅酒の美味しさを一層高めているかもしれません。
350mlが800円、720mlが1600円、1800mlが3200円
と3サイズあります。梅酒が好きな方であれば720mlでもすぐ飲み終わってしまうと思いますよ。
妹に試しに350mlを送ったら、1日で飲んでしまいまた頼まれました(笑)
以上、私個人がオススメする群馬土産ベスト5でした。
ちなみに、今回ご紹介した商品はすべて高崎駅内にあるお土産売店「群馬いろは」で販売されています。
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