クラシックの短くて有名な曲

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クラシック音楽のハードルは、つまらない、どれを聴いたら良いのか分からないなどいろいろ原因はありますが、そもそも曲が長い事が原因だと思います。例えば「交響曲」と呼ばれる曲は1曲30分もあり、初めての人にはとても耐えられるものではありません。

そこで、クラシック音楽だけど短くて有名な曲をピックアップします。

2分以下の曲

熊蜂の飛行:リムスキーコルサコフ

オペラ「サルタン皇帝」の中で演奏される曲ですが、細かいパッセージと早いテンポのため、高速演奏される曲の代名詞になっています。

羽を小刻みに羽ばたかせながら飛び回る様子をイメージさせるスピーディーな明るく楽しい曲です。

もともとはオーケストラで演奏される曲ですが、様々な独奏楽器バージョンを聴くことが出来ます。ピアノやバイオリンはもちろん、フルートやチューバ、マリンバ、ギター、胡弓などなどどれも面白いです。

今回は、チェロバージョンの動画を載せます。

四羽の白鳥の踊り「白鳥の湖」より:チャイコフスキー

チャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」と言う作品の中で流れる1曲です。

動画はバレエの様子を載せました。4人が手を繋いでオーボエの軽快な音色に合わせて踊っています。ちょっと怪しい雰囲気の可愛らしい曲です。

3分以下の曲

3分以下の曲になると、有名な曲が増えてきます。

金平糖の精の踊り「くるみ割り人気」より:チャイコフスキー

チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」の曲です。原曲のタイトルは「ドラジェの精の踊り」ですが、日本に馴染みのない名前だったので「金平糖」に変えられました。

特徴のある音でメロディーが奏でられますが、これは当時新しい楽器だった「チェレスタ」を使ったものです。

柔らかい金属音が不思議な雰囲気を醸し出しています。

ちなみに、チェレスタは「ハリーポッター」のメインテーマに使われています。

「愛の挨拶」:エルガー

チェロバージョン、オーケストラバージョンなど様々なバージョンがありますが、今回は最初に作られたヴァイオリンバージョンを載せます。

エルガーのピアノの生徒だった女性にあてた曲で、身分違いの恋のため成就しなかったですが、美しく明るい曲です。

革命:ショパン

ショパンが練習曲として書いた作品集に収められた1曲です。

冒頭の和音のあと、音が上昇と下降を繰り返す激しい曲です。練習曲の狙いは左手を動かす事で、右手は和音で動きます。

練習曲といえど、美しく激しい曲で演奏会でも人気の曲です。

4分以下の曲

「カバレリア・ルスティカーナ」より間奏曲:マスカーニ

イタリアの作曲家、マスカーニのオペラ曲の中の間奏曲です。この曲は映画「ゴッドファーザー」でも使われたようで、単独で演奏されることが圧倒的に多いです。

とても美しく、儚い印象の曲で、演奏も難しくない事からアンコールに使われる事が多い曲です。

ハンガリー舞曲第5番:ブラームス

ブラームスが編曲した「ハンガリー舞曲」は全21曲あり、5番がとても有名です。

もともとはピアノ連弾用の作品ですが、他の作曲家によってオーケストラ用に編曲されたものを紹介します。

ブラームスが「編曲」したと書きましたが、ハンガリー舞曲自体がハンガリーの民族音楽を様々な形に編曲した作品だからです。5番は2つの民族音楽を組み合わせ、アレンジを加えた作品なのです。

白鳥「動物の謝肉祭」より:サンサーンス

フランスの作曲家、サンサーンスの曲です。「動物の謝肉祭」は全14曲からなり、亀、象、カンガルーなどの曲もあり、それぞれのタイトルを表す楽曲となっています。

「白鳥」はチェリストなら誰でも弾きたくなる美しいメロディーです。

「くるみ割り人形」序曲

ロシアの作曲家、チャイコフスキーのバレエ音楽です。「くるみ割り人形」に並び、「白鳥の湖」、「眠れる森の美女」はチャイコフスキーの3大バレエ曲と言われています。

「くるみ割り人形」序曲は、フルートとオーボエが旋律を弾く明るく楽しい曲です。物語がこれから始まるワクワク感を表現しており、聴いていて楽しい軽い曲です。

ラデツキー行進曲:ヨハン=シュトラウス

毎年新年を迎えると、オーストリアの首都ウィーンで開かれるニューイヤーコンサートで必ず演奏される曲です。

スネアドラムの演奏で始まるこの曲は、観客がリズムに合わせて手拍子をするのが恒例になっています。

5分以下の曲

5分以下となると、かなり多くの曲が該当してきます。その中でも、誰もが1度は聴いたことのある曲曲をセレクトしました。

フィガロの結婚:モーツァルト

クラシックを聴かない人でも聞いたことがあり、タイトルや作曲家も分かるかも知れない知名度抜群の曲です。

オペラの冒頭に演奏される序曲です。アップテンポで明るい曲調が人気の曲です。

「ローエングリン」より婚礼の合唱:ワーグナー

結婚式で良く耳にする曲が、実はオペラの曲だったのです。同じように結婚式で使われるメンデルスゾーンの「結婚行進曲」と並んで人気の曲です。

実は、オペラ「ローエングリン」の結末は主人公の死で締めくくられ「別れ」がありハッピーエンドではないため、知らない方が良いこともあります(笑)

「ローエングリン」より 第3幕への前奏曲:ワーグナー

ドイツの作曲、リヒャルト・ワーグナーのオペラ「ローエングリン」の中の、第3幕の前奏曲(第3幕が始まる前に流れる曲)で、とてもパワフルで、スピーディーな曲です。

本編は3時間半程もある長大なオペラなので、全曲を通して聞くには映画より長いです。

別れの曲:ショパン

ピアノ曲と言えばショパンです。美しい旋律で聴く人誰もが感動する素晴らしい曲です。

実はこの作品も、「革命」と同じく練習曲というのに驚かされます。

それまでの技術を身につけるための練習曲から、感情を表現するための練習曲へと時代が変わっていく節目の曲です。

ショパン自身も「このような美しい旋律は2度と作れない」と語ったほどのメロディーは本当に素晴らしいです。

「アルルの女」より メヌエット:ビゼー

ビゼーはフランスの作曲家で、全27曲の付随音楽から編曲した作品です。

ハープの伴奏にのってフルートがメロディーを演奏します。とても美しいメロディーはずっと聴いていたい程です。

「ペール・ギュント」より 朝:グリーグ

柔らかや日差しを感じさせるこの曲は、ノルウェーの作曲家グリーグの付随音楽「ペール・ギュント」の中の1曲です。

「朝」というタイトルがとてもしっくり来るこの楽曲はとても人気です。タイトルは知らなくても1度は聴いたことがあるはずです。

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