嘘ではありません、たった一秒あれば群馬県を出て埼玉県に入り、瞬く間に栃木県に入ったと思えば、すぐに群馬県に帰って来れます!
どこでもドアを使って?いやいや、時間を止めて?そんなこと必要ありません。歩ければ誰でも出来ます。
・三県境はこんなところ
位置:北緯36度12分27秒、東経139度39分50秒
群馬県の南東のはじっこ、板倉町に栃木県と埼玉県の県境が一カ所に集まっている珍しい場所があるんです。上毛かるた「鶴舞う形の群馬県」でいうところの鶴のくちばし部分ですね。
県境であればいろんなところにあるし、三県の境目がある場所も全国に点在しています。しかし、ここを除いたところは山の頂上か川の中なので、歩いて簡単に三県境を体験出来るのはなんと全国でここだけなんです!
元々はこの三県境も川の中にありましたが、この川が何度も洪水を起こし堤防が決壊したりと被害が続いた為、川の道を工事し陸地に整備されました。
へぇー、思ったより貴重な場所なんだなー。
なんとなくワクワクしながら訪れてみての感想は、「おぉ・・、ここかぁ。・・・・」なんとなく盛り上がる、そんな感じです(笑)まあ、ただの境目なので、特別なにかあるわけでもないですよね。
田んぼと畑に囲まれ、小さな用水路で三県が分かれています。県境の近くに三県境を示す看板があり、群馬県、埼玉県、栃木県の場所の説明がされていました。
記念撮影用に各県の名前とゆるキャラが書かれたボードもあり、これには地味にテンションが上がりますね(笑)1度に三県を制覇した感がたまりません!!
周りは田畑なのであまり人がいませんが、安心して下さい!ひとりで来ても写真撮影が出来るように、カメラを設置する台があるなど親切設計になっています。
ここに来てやることといえば、そうですね、右足を群馬県、左足を埼玉県、片手を栃木県に置き「三県を同時に制覇した・・」と心の中でつぶやく事と、三枚のボードを同時に持って撮影すればこれで満足ですね、とても地味です(笑)
たぶん、女性の方にこの魅力は伝わらないと思いますが、男性は珍しい土地の成り立ちなど興味をそそられますよね!?栃木県側の土地所有者のおじいさんが設置した旅の感想が記入出来るノートには自由に書き込むことが出来ますよ。
感想の中には「県境があって羨ましい」と北海道の観光客が書いたメッセージもあるようです。そうか、北海道は隣接してないですよねー。
簡単に行ける分、有り難みや貴重な感じが薄いですが、全国を探してもここしかない、唯一無二のスポット、ワクワクしますね~!
近くには道の駅と渡良瀬遊水池があり観光も楽しめます。
さらに、もう1つ県をまたぎたい猛者には朗報です!なんとここから車で5~6分東に向かうと、茨城県に入ることが出来るんです!!
1日に4つの県に入るなんてなかなか体験出来ませんね(笑)
さらに南下すれば千葉県も見えてきますが、そうすると東京まで行きたくなるのでここら辺が潮時だと思い引き返しました(笑)
面白かったのは、車のナンバープレートが群馬、栃木、千葉、埼玉など乱立していて境目を感じさせてくれますよ!
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